あらすじ

長年仲良く暮らしてきたある夫婦。
そんなふたりのもとに一匹の猫があらわれ、一緒に暮らすことになりました。
「かわいい この子は ゆきちゃん。くろねこだけど、ゆきちゃんってどうかしら？」
新たに仲間入りした猫とふたりの生活は楽しいものでしたが、
とあることがきっかけでゆきは行方不明になってしまって……。
読むだけでじんわりと心があたたまる　一匹の猫・ゆきと夫婦の物語

もしも突然、猫が家族の一員になったら……？
ほっこりと心の温まる絵本かと思いきや、この物語が教えてくれることはそれだけではありません。
多様な生き方が認められつつある昨今だからこそ、「家族ってなんだろう？」「幸せってなんだろう？」と改めて考えさせてくれる一冊です。

著者紹介

岡山県在住。漫画家として短編、読み切りを商業誌に掲載。
いきもの、自然、この世に宿るもの、うちゅうなどを大事にしたい思いから、人間と猫とのつながりの作品にしました。動物が好きで、ワタとホシという名前の猫を飼っています。