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藻屑蟹
赤松利市
あらすじ
一号機が爆発した。セシウムを大量に含んだ白煙が 、巨象に似た塊になって 、ゆっくりと地を這った─
原発事故の模様をテレビで見ていた木島雄介は、これから何かが変わると確信する。だが待っていたのは何も変わらない毎日と、除染作業員、原発避難民たちが街に住み始めたことよる苛立ちだった。六年後、雄介は友人の誘いで除染作業員となることを決心。しかしそこで動く大金を目にし、いつしか雄介は…。
除染作業員・原発避難民・受け入れ先の地元住民。震災によって生活が一変した市井の人々が本作の登場人 物。彼らがお互いに抱く複雑な感情を、主人公・雄介を通してリアルに描いた物語。多額の賠償金、巨額の補償金ビジネス。それらに翻弄される登場人物と金がもたらす憎悪と悲劇。 物語はあることをきっかけに想像もつかないような方向へ動き始める。
満場一致にて受賞に至った第一回大藪春彦新人賞受賞作。
著者紹介
1956年香川県出身。除染作業員を経て、第一回大藪春彦新人賞を「藻屑蟹」にて受賞。その後、初長編『鯖』を発表。本作は受賞作「藻屑蟹」の続編。その他の著書に『らんちう』がある。
| シリーズ名 | 徳間文庫 |
|---|---|
| 発行年月 | 2019年3月 |
| 本体価格 | ¥640 |
| サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
| ページ数 | 256ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784198944476 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
あり (2026年5月映画化決定発表) |




