自由国民社 お気に入り
文豪悶悶日記
あらすじ
そのお悩みが、もう文学賞。
恋愛、悪態、生活苦…稀代の天才たちを悩ませたアチャーな日常
太宰治、坂口安吾、夏目漱石等、赤裸々に綴られた素顔の記録20作を収めた名文集。
教科書にはたぶん載らない名作の余白――
偉大な作家たちの等身大の悩みを読めば
生きる力が湧いてくる。
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近代文学といわれて、みなさんはなにを思い浮かべるでしょうか?
きっと夏目漱石の『こころ』や太宰治の『人間失格』、宇佐見りん『推し、燃ゆ』といった小説なんじゃないかと思います。
でも、これってよくよく考えてみると不思議なことですよね。
だって、文学のなかには詩歌や童話、対話篇や戯曲(演劇)、
ときに批評・評論が入っていても全然おかしくないのに、
それをイメージするときはいつも小説のほうにひっぱられてしまいます。
(中略)
雑文を繰り返し読んでいると、偉い文学先生といえど、卑近な自分たちと大して変わらない、
いや、もっと下らないようなことで悩んだり、苦しんだり、そして喜んだりしているんだなと、驚くようなおかしいような気持ちになります。
恋愛、仕事、転職、結婚、子育て、老い、死……悶々は止まりません。
文学の材料なんて、決して遠いところまで旅しなくても、たくさん眠っていたのだということに気づきます。
それは同時に、みなさんの日常に起きるどんな些細な出来事にも、のちに名作として語られる(かもしれない)文学の種があるということを意味しています。
そう考えてみると、目の前で起こるすべてのことがちょっとキラキラしてきませんか?
等身大の文豪たちはそれを教えてくれています。
(本書「はじめに」より抜粋)
著者紹介
荒木優太
1987年、東京都生まれ。
在野研究者。
明治大学大学院文学研究科日本文学専攻博士前期課程修了。
2015年、第59回群像新人評論賞優秀賞を受賞。
著書に
『これからのエリック・ホッファーのために』(東京書籍)、
『有島武郎』(岩波新書)、
『サークル有害論』(集英社新書)など。
編著に『在野研究ビギナーズ』(明石書店)がある。/住本麻子
1989年、福岡県生まれ。
ライター。
早稲田大学文学研究科日本語日本文学コース修士課程修了。
文芸誌を中心に、インタビューや対談の構成、批評などを執筆。
2023年2月号より『文學界』で新人小説月評を担当。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2023年9月 |
| 本体価格 | ¥1,300 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 208ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784426129187 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > 日本文学 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




