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デラシネ -わたくしの昭和史-
あらすじ
苦学、応召、敗戦、引き揚げ、組合、入党、レッドパージ。東映入社、教育映画部、東京撮影所プロデューサー。数々の映画そして変転を綴る「わたくしの昭和史」。
激動の昭和を生き抜き、数々の映画名作を世に送り出した映画プロデューサーが家族に残すその生い立ち。
今田智憲、渡辺亮徳という東映同僚をはじめ、赤川孝一、松本俊夫、野田真吉、岩佐氏寿、豊田敬太、堀内甲、長谷部慶治、大島渚、田坂具隆、寺山修司、安部公房、植草圭之助、大塚康生、安藤昇、佐藤純弥、降旗康男……幾多の映画人との交流・秘話を満載する。
推薦文より
「一読して、これは栗山氏の卓抜な観察眼が描いた日本映画と映画人のグリンプス(横顔)だな、と思った。ここには日本映画の正史から洩れた、チェーホフの短編のようなエピソードが散りばめられている。」(ノンフィクション作家 佐野眞一)
著者紹介
1923年(大正12年)鹿児島県串木野生まれ。
少年期、青年期を韓国ソウル(京城)で過ごす。応召し、済州島にて終戦。引揚げ後鹿児島で過ごすが、上京し朝鮮時代の職場であった日本窒素(現・チッソ)に復職。組合書記長としてレッドパージ、退職。
1951年(昭和26年)設立間もない東映に入社、外国課勤務。
1954年(昭和29年)教育映画部設立と同時に企画プロデューサーとなる。
『九十九里浜の子供たち』『白鳥物語』『若き日の豊田佐吉』『炭坑(やま)の子』などを企画する。文部省特選、文部大臣賞などを受賞する。
1964年(昭和39年)東京撮影所企画部次長兼プロデューサー。
『非行少女ヨーコ』『組織暴力』『旅路』『一万三千人の容疑者』などを手がける。
1969年(昭和44年)東映退社、『超高層のあけぼの』プロデューサー。
ビデオアート(株)を設立、学研映画、共立映画、教配などと自主映画作品を製作。東映動画のプロデューサーも兼務、『湘南爆走族』『キャプテンフューチャー』などを担当する。
日本映画テレビプロデューサー協会会員。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2009年1月 |
本体価格 | ¥1,500 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 351ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784862390523 |
ジャンル | 実用書 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |