あらすじ

日本の伝統文化こたつと牛が合体した「こたつうし」。
「おかあさんにはなんでこたつがついているの？」「こどもたち、ついにこたつの良さを知るときがきたようね……。さあ、入ってごらんなさい」
お母さん牛の背中には何故かこたつがついていて、子ども達は興味津々。一頭、また一頭とお母さんのこたつの中に入ります。みんながこたつに入るとちょっときついけれど、ぽかぽかぬくぬく温かいこたつに家族の会話が広がります。しかし、狭くて足が当たってしまい子ども達は大喧嘩になってしまいますが……。
こたつの魅力を知るきっかけになる一冊です。新人絵本作家かわまた氏のユーモア溢れるお話、ベテラン絵本作家長谷川氏のダイナミックながらも愛らしいキャラクターの絵のコラボにご注目ください。寒い冬にお家の中、親子で楽しみながら読んでみても良いかもしれません。
版型：242mm×242mm

著者紹介

かわまたねね…1996年生まれ。日本映画大学で映像を学んだあと、絵本作家に転向。きむらゆういち氏主催「ゆうゆう講座」受講生内のコンペティションで選ばれた本書がデビュー作。

長谷川義史…イラストレーターを経て『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』（BL出版）で絵本作家デビュー。『ぼくがラーメンたべてるとき』（教育画劇）で日本絵本賞、小学館児童出版文化賞を受賞。そのほか『ウリオ』『きらきらは・は・歯』（世界文化社）など著書多数。