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ヤービの深い秋
あらすじ
「季節はもう、いっしんに秋へ向かっているようでした」マッドガイド・ウォーターで暮らすヤービたちに、サニークリフ・フリースクールのウタドリ先生に、そして子どもたちに、秋はひとしくおとずれ、深まっていきます。冬ごもりの支度におおいそがしのヤービたちは、博物学者であったグラン・グランパ・ヤービが、ややこし森でみつけたという、まぼろしのキノコ、ユメミダケを探す冒険に出発します。ユメミダケはかわかして粉にして、冬ごもりのときに使うと、夢の中で「たいせつな友だち」に会えるのだといいます。そして、友だちのトリカのお母さんがなやまされている、頭痛の薬にもなるらしいのです。いっぽう同じころ、フリースクールの生徒ギンドロと、ウタドリ先生、庭師のカンヌキさんも、ギンドロの見つけた不思議な手紙に導かれ、テーブル森林渓谷、つまりヤービたちのいうところのややこし森へと向かっていたのでした。ヤービシリーズ待望の第二弾。
※サイズ:206 × 155 mm
著者紹介
梨木香歩(なしき・かほ)
1959年生まれ。作家。著書に『西の魔女が死んだ』『裏庭』『家守奇譚』『沼地のある森を抜けて』『冬虫夏草』『丹生都比売』『春になったら莓を摘みに』『渡りの足跡』『鳥と雲と薬草袋』(以上、新潮社)、『村田エフェンディ滞土録』『雪と珊瑚と』(以上、角川書店)、『海うそ』、『僕は、そして僕たちはどう生きるか』(以上、岩波書店)、『植物園の巣穴』『椿宿の辺りに』(朝日新聞出版)、『水辺にて』(筑摩書房)などがある。
小沢さかえ(おざわ・さかえ)
1980年生まれ。京都造形芸術大学芸術学部洋画コース卒業。2004年から2008年まで、ウィーン造形美術大学に留学。台湾、香港での個展や、国立国際美術館でのグループ展への参加、国内では主にMORI YU GALLERY などで展示発表を行う。絵本作品に『ほしをもったひめ―セルビアのむかしばなし』(文・八百板洋子)『チャーちゃん』(文・保坂和志、以上福音館書店)がある。
シリーズ名 | 福音館創作童話 |
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発行年月 | 2019年8月 |
本体価格 | ¥1,700 |
サイズ・版型 | その他 |
ページ数 | 240ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 978-4-8340-8477-1 |
ジャンル | 児童書 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |