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はじめて学ぶバイナリ解析
あらすじ
近年、総務省や経済産業省では、サイバーセキュリティ人材育成を社会的な課題として重要施策の一環として取り扱っています。しかし、「セキュリティの基本的な解説書」が、英語・国語のような基礎的な科目と比較して、現状十分に揃っていません。そこで、まずはセキュリティの基礎技術であるバイナリの入門的な内容をまとめました。
バイナリ解析が直感的に理解しにくいことを考慮し、プログラミングに詳しくない大学1・2年生や新社会人でも理解できるよう、各章での説明はできるだけやさしい表現を用いました。他方、深い技術的な内容はそれほど取り上げていません。
また、基礎理論の習得だけではなく、自ら演習をすることで、より理解を深める点を重視しています。演習の題材では、バッファオーバーフローと呼ばれる脆弱性(セキュリティホール)を取り上げます。その問題を解く演習により、本書の構成を実行ファイルの解析であるバイナリ解析技術の基礎を得られるようにしています。
著者紹介
小林 佐保/千葉大学大学院融合理工学府数学情報科学専攻。2016年ハワイ大学との交換留学協定プログラムにてオートマトンを研究。2017年千葉大学セキュリティバグハンティングコンテスト最優秀賞と千葉大学理学部後援会長賞を受賞。2018年トビタテ日本代表プログラムにてシンガポール国立大学で論理学を研究。またGoogleSWEインターンにて機械学習によるデータ解析業務を行った。
岡田 怜士/東京大学工学部計数工学科所属。2016年東京大学理科1類に入学。東京大学情報学環セキュア寄付講座主催のサイバーセキュリティトレーニング参加をきっかけにセキュリティ技術に興味を持つ。その後、東京大学情報学環で受託している情報処理推進機構産業サイバーセキュリティセンターの人材育成事業の補助アルバイトとして従事し、セキュリティ技術を日々磨いている。
浅部 佑/東京大学工学部電子情報工学科所属。東京大学情報学環セキュア寄付講座主催のプログラムに参加後、セキュリティの奥深さに惹かれ、研究や人材育成事業に携わり始める。アプリ・Webサービス等の開発の経験を活かし、2017年株式会社Graciaを共同創業し、取締役CTOとしてECサービスをフルスクラッチで作成する。現在は勉学と新しい技術の習得に幅広く励んでいる。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2020年2月 |
本体価格 | ¥2,500 |
サイズ・版型 | B5判(182×257) |
ページ数 | 178ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784844378495 |
ジャンル | 理学・工学・コンピューター > 理学・工学・コンピューター |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |