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朝日新聞出版 お気に入り

月夜の森の梟

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あらすじ

「年をとったおまえを見たかった。見られないとわかると残念だな」
著者の夫は藤田宜永。妻と同じく直木賞作家である夫の肺に腫瘍が見つかり、その後、肺がんで余命が長くないことを知る。二人は病と死に向きあい、どのように過ごしたのか。二人の日常と会話のやりとり、夫を失くし「それにしてもさびしい。ただ、ただ、さびしくて、言葉が見つからない」と悲しみにくれる妻の心象風景を綴る言葉のひとつひとつが胸に迫る。
残された著者は過去の記憶の不意うちに苦しみ、その後を生き抜く。新聞での連載中から、親しい人を失くして喪失感を抱える多くの人の共感を呼んで大きな話題に。心の底から生きることを励ます喪失エッセイ52編。

著者紹介

1952年、東京生まれ。成蹊大学文学部卒業。78年、エッセイ集『知的悪女のすすめ』で作家デビュー、同書はベストセラーになり、一躍、時の人に。89年『妻の女友達』で日本推理作家協会賞、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。

シリーズ名 ---
発行年月 2021年11月
本体価格 ¥1,200
サイズ・版型 四六判(127×188)
ページ数 176ページ
内カラーページ数 ---
ISBNコード 9784022518002
ジャンル 人文・教養・教育 > エッセイ
映像化・
メディアミックス実績
なし
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