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敗者の想像力
あらすじ
一九四五年、日本は戦争に負け、他国に占領された。それから三四半世紀。私たちはこの有史以来未曾有の経験を、正面から受けとめ、血肉化、思想化してきたただろうか。
日本の「戦後」認識にラディカルな一石を投じ、九〇年代の論壇を席巻したベストセラー『敗戦後論』から二〇年。戦争に敗れた日本が育んだ「想像力」を切り口に、敗北を礎石に据えた新たな戦後論を提示する。
本書は、山口昌男、大江健三郎といった硬派な書き手から、カズオ・イシグロ、宮崎駿などの話題作までを射程に入れた、二一世紀を占う画期的な論考である。
著者紹介
一九四八年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。文学から文化一般、思想まで日本の近現代の幅広い分野で活躍。『言語表現法講義』で新潮学芸賞、『敗戦後論』で伊藤整文学賞、『小説の未来』『テクストから遠く離れて』で桑原武夫学芸賞を受賞。ほかに『アメリカの影』『人類が永遠に続くのではないとしたら』『戦後入門』『言葉の降る日』など。
シリーズ名 | 集英社新書 |
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発行年月 | 2017年5月 |
本体価格 | ¥780 |
サイズ・版型 | 新書(103×182) |
ページ数 | 272ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784087208825 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |