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「密息」で身体が変わる
中村明一
あらすじ
いま、日本の社会が極端に弱っている。不安感、閉塞感、コミュニケーション不全、キレやすく無気力。これらは「身体からの警鐘」なのだ。近代以降百余年、生活スタイルの変化で日本人はかつての足腰の弱さを失い、だが西洋の複式呼吸をするだけの胸腹筋や骨格はないために、息は浅く、速くなった。
だが、ためしに深呼吸をしてみると、心が落ち着き、身体がゆるみ、感覚が鋭敏によみがえることに気づくはずだ。「密息」は、その深い呼吸が、静かにそして持続的にできる技術である。自分のなかに眠っている古来の技術、「息の文化」を取り戻そう。息の文化=「密息」の再発見は、腰肚文化、ナンバ歩き、古武術に続く、画期的身体論!
著者紹介
作曲家・尺八奏者。横山勝也師をはじめ、多数の虚無僧尺八家に師事。横浜国立大学応用化学科卒業。バークリー音楽大学、ニューイングランド音楽院大学院出身。虚無僧尺八を拠り所に幅広く音楽活動を展開し世界30ヵ国余りで公演。CD「虚無僧尺八の世界 北陸の尺八 三谷」ほか。文化庁舞台芸術創作奨励賞、など受賞多数。桐朋学園芸術短期大学講師。https://akikazu.jp/
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2006年5月 |
本体価格 | ¥1,100 |
サイズ・版型 | B6判(128×182) |
ページ数 | 185ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 978-4-10-603563-0 |
ジャンル | 実用書 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |