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マーケティングZEN
あらすじ
本書は「マーケティングZEN」というマーケティングの新たな枠組みを提示するもの。
今日の複雑化、高度化したマーケティング手法は壁にぶつかっている。
世界の企業は「顧客体験向上」の名の下に顧客の行動履歴をデータ化し、囲い込みを図ろうとしているが、言い換えれば、これは顧客の関心や不安感をあおり続けるマーケティングであり、顧客本位とはいえない。
消費者にとっても企業にとっても精神的なストレスは高まるばかり。
一方で、ウェブ上の利用者履歴を追跡する「サード・パーティー・クッキー」が規制され、ターゲティング広告の見直しが始まっている。また、ユーザーインターフェース(UI)のデザインで顧客の行動を操る「ダークパターン」にも批判が集まる。
企業にはマーケティング戦略の再構築が求められている。
こうした環境下で力を発揮するのが、マーケティングや経営における「禅的アプローチ」だ。
「マーケティングZEN」とは、これまでのビジネスのあり方を見直し、無駄を削ぎ落とし、持続可能な環境・関係を意識した、見返りを求めない利他的なマーケティング手法。自社と他者との境界線を消していくことで、本来の顧客主義に戻り、企業活動に循環と持続性をもたらす。
すなわち、これはSDGsの実践とも重なる。
本書は、マーケティングZENの概要やいま求められている理由、事例について、マインドフルネスとマーケティングの専門家2人が解説する。
目次
はじめに
第1章 マーケティングZENとは何か
第2章 今、マーケティングZENが必要な理由
第3章 己を見つめよう――ブランドの立ち位置を明確にする
第4章 手放してビジネスをスリムにしよう
第5章 ビジネスの適切なサイズを探そう
第6章 マーケティング施策を絞ろう
第7章 顧客との関係性を整えよう
第8章 調和しよう
第9章 自分の時間軸を見つけよう
付記 「マーケティングZEN式」心を整える方法
おわりに
著者紹介
宍戸幹央
鎌倉マインドフルネス・ラボ株式会社 代表取締役。一般社団法人ZEN2.0共同代表理事。学生時代より仏教などの人間の意識に関する古来からの叡智と量子力学などのサイエンスとの融合に興味を持ち、個人的探究を続ける。東京大学工学部物理工学科卒。同大学院終了後、日本IBMを経てアル―の創業期に参画。講師部門の立ち上げ責任者として企業の人材育成に幅広くかかわる。その後、鎌倉マインドフルネス・ラボを創業し、禅の精神やマインドフルネスを企業経営、組織開発、人材育成に生かす企業研修を展開。禅とマインドフルネスの国際フォーラム「Zen2.0」を共同代表として立ち上げ、毎年鎌倉の建長寺にて開催。
田中森士
コンテンツマーケティングコンサルタント。株式会社クマベイス代表取締役CEO。ライター。熊本市生まれ、熊本市在住。熊本大学大学院で消費者行動を研究した後、熊本県立水俣高校の常勤講師(地理・歴史)、産経新聞の記者を経て、2015年にコンテンツマーケティングのエージェンシー・クマベイスを創業した。海外のマーケティング系カンファレンスに通うとともに、世界中のマーケティング成功事例を観察。各地で得た知見をセミナーやワークショップ、講演活動、執筆活動を通し日本に伝え続けている。Forbes JAPAN Web版、日経クロストレンド、Yahoo!ニュース個人などで執筆中。著書に「カルトブランディング」(祥伝社新書)。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2023年3月 |
本体価格 | ¥1,870 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 224ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784296117475 |
ジャンル | ビジネス > ビジネス・経営・自己啓発 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |