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キリンを作った男

永井 隆  

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あらすじ

ビール業界は、長らくキリン、アサヒの2強がシェアを争っている。かつてはキリンの1強だったが、アサヒが「スーパードライ」を世に放ち、追い上げ、追い抜いた。一方のキリンは「一番搾り」で対抗。この一番搾りをはじめとする歴代のヒット商品には、ある天才マーケターが関わっていた。前田仁氏である。本書は、キリンビールにおいて、ハートランド、一番搾り、淡麗、淡麗グリーンラベル、のどごし、氷結といった人気商品すべての開発に携わったマーケター、前田仁氏の評伝。生い立ちから、各商品の開発秘話、キリンビールの経営の変遷、人的交流、ライバルのアサヒビールやサントリーの動向などを多彩に描く。前田仁氏は1950年山梨県に生まれ、大阪で育つ。1973年にキリンビール入社。営業を経てマーケティング部に移り、ハートランドの開発を主導し、頭角を表す。一番搾りをヒットさせ、ワイン部門、キリンシーグラムへの出向を経験した後、執行役員酒類営業本部企画部長、キリンホールディングス常務執行役員、メルシャン代表取締役専務執行役員、キリンビバレッジ代表取締役社長などを歴任。退職後、亀田製菓取締役を務める。2020年逝去。著者はジャーナリスト。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、92年に独立。企業活動、組織と人との関係、人事制度、外国人労働者などをテーマに幅広く執筆活動を行っている。

目次
第1章 打倒「ラガー」極秘作戦
第2章 大いなる助走
第3章 「スーパードライ」の衝撃
第4章 「一番搾り」が生まれた日
第5章 首位陥落
第6章 天才の帰還
第7章 ホームランバッターの嗅覚
第8章 「異質」が生んだ「氷結」
終章 昔話では食えない

著者紹介

永井 隆 (ナガイ タカシ)  
ジャーナリスト。1958年生まれ。群馬県桐生市出身。明治大学卒業。日刊紙「東京タイムズ」記者を経て、92年に独立。ビールや自動車などの企業活動をはじめ、組織と人との関係、人事制度、外国人労働者などをテーマに、新聞・雑誌・WEBメディアにおいて幅広く執筆活動を行っている。中でもビール産業については、東京タイムズ記者時代を含め、30年以上取材を続けている。

シリーズ名 ---
発行年月 2022年5月
本体価格 ¥1,800
サイズ・版型 その他
ページ数 319ページ
内カラーページ数 ---
ISBNコード 9784833424608
ジャンル ビジネス > ビジネス・経営・自己啓発
映像化・
メディアミックス実績
なし
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