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禅と哲学のあいだ 平等は差別をもって現れる
あらすじ
仏教の言葉は多くが、相対的な表現で説かれてきた。「差別と平等」「生と死」「迷いと悟り」「我と他」「明と暗」……ここに、互いに相反する言葉をあげて、そのなかから、二つに分かれる以前の真心が現れてくるところを証してゆく。読み手は、仏教の哲学的思考を再確認するための重要性に気づかされる。
多くの禅者の語録から「空」「無」「無明」「十二因縁」「五蘊」といった膨大な哲学体系にふれ、禅仏教の「言葉」と「考え方」理解のための、これまでの一般書からは一歩踏み込んだ深い創造的アプローチを試みている。
巻末に「般若心経」をていねいに解説。
著者紹介
形山睡峰(カタヤマスイホウ)
昭和24年、岡山県に生まれる。昭和48年、京都・花園大学を中退して、東京・中野の高歩院、大森曹玄老師の下で参禅を始める。その後、出家得度して臨済宗の末僧となる。昭和63年、茨城県出島村(現かすみがうら市)岩坪に菩提禅堂が建立され、堂長に就任。平成19年、かすみがうら市宍倉に「無相庵・菩提禅堂」を開創。庵主として現在に至る。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2018年5月 |
本体価格 | ¥2,000 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 200ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784333027811 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 文化・宗教 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |