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通夜女
大山淳子
あらすじ
心がぽっきり折れた若者の、ちょっぴりおかしくて、けっこう苦いお通夜から始まる再生の物語。
会場には香の匂いとお経、木魚のリズム、そしてすすり泣く声が。そこには奇妙な老婆がいた。通夜を渡り歩き遺族を慰める「通夜女(つやめ)」だと彼女は名乗る。
さまざまな葬儀を通夜女と訪れる小夜子。遺族の悲しみが溢れるその空間に彼女は癒しを見出していく。しかし小夜子は徐々にお通夜通いに依存するようになり、通夜を探しさまよう日々が始まる…。
通夜で語られる、故人ひとりひとりのエピソード、遺族の様々な様子に触れ、小夜子も自分の人生を振り返り、これからの人生に思いを馳せていく…
著者紹介
東京都生まれ。
映画脚本『三日月夜話』で第32回城戸賞受賞。シナリオ『通夜女』で第12回函館港イルミナシオン映画祭グランプリ受賞。『猫弁 死体の身代金』で第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー。『猫弁』シリーズ、『あずかりやさん』シリーズの他に『雪猫』『イーヨくんの結婚生活』『猫は抱くもの』『赤い靴』などがある。
シリーズ名 | 徳間文庫 |
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発行年月 | 2022年9月 |
本体価格 | ¥720 |
サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
ページ数 | 320ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784198947736 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |