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孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと

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あらすじ

いきなり10万部を突破した瀧森古都のデビュー作『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』の続編、犬にまつわる感動体験を通じて、登場人物が「生きるとは?」「家族とは?」など人生を深く哲学し、成長していく――。涙なしには読めない感動小説。

僕の居場所は、どこにあるんだろう。
僕は、どこで泣いたらいいんだろう。
もしかしたら、涙を流すことなんてもうないかもしれない。誰かのために泣くなんて、きっと永遠にないのかもしれない。だって、僕には家族がいないから。
共に笑い、共に涙を流してくれる人なんて一人もいないから。孤独の果てをさまよっていた僕は、ずっとそう思っていた。あの日あの犬に出会うまでは─
『俺と一緒に、あの犬を誘拐しない?』
家族の温かみを知らずに育った11歳の少年、宏夢(ひろむ)は、移動図書館の館長をしているミツさんに、そんな提案をした。せまい物置の中で飼われている犬を救うべく、誘拐を計画する二人。犬にとって、本当の幸せとは?僕らにとって、本当の居場所とは?
移動図書館を通じ、様々な人や事件と遭遇する11歳の少年と54歳の中年。それぞれの運命と向き合い、生きる意味を考えることとなる。

著者紹介

千葉県市川市生まれ。2001年、作家事務所オフィス・トゥー・ワンに所属。放送作家として「奇跡体験! アンビリバボー」など様々な番組の企画・構成・脚本を手掛ける。2006年、独立。作家、コピーライターとして活動。現在、主に「感動」をテーマとした小説や童話を執筆。ペット看護士・ペットセラピストの資格を保持。著者に『悲しみの底で猫が教えてくれた大切なこと』『孤独の果てで犬が教えてくれた大切なこと』『たとえ明日、世界が滅びても今日、僕はリンゴの木を植える』(共にSBクリエイティブ)がある。

シリーズ名 ---
発行年月 2016年3月
本体価格 ¥1,200
サイズ・版型 四六判(127×188)
ページ数 288ページ
内カラーページ数 ---
ISBNコード 9784797385472
ジャンル 文芸・文庫 > その他
映像化・
メディアミックス実績
なし
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