筑摩書房 お気に入り
百年と一日
柴崎友香
あらすじ
学校、島、家、映画館、喫茶店、地下街の噴水広場、空港……さまざまな場所で、人と人は人生のひとコマを共有し、別れ、別々の時間を生きる。
戦争が始まった街で家をシェアし、その後別々の国に別れた女たち、屋上にある部屋ばかり探して引っ越しを繰り返す男、周囲の開発がつづいても残り続ける「未来軒」というラーメン店、代々「正」の字を名に継ぐ銭湯の男たち、解体する建物で発見された謎の手記、大型フェリーの発着がなくなり打ち捨てられた後リゾートホテルが建った埠頭で宇宙へ行く新型航空機を眺める人々……
この星にあった、だれも知らない、だれかの物語33篇。作家生活20周年の新感覚物語集。
著者紹介
1973年大阪生まれ。2000年に第一作『きょうのできごと』を上梓(2004年に映画化)。2007年に『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、2010年に『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞(2018年に映画化)、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。他に『待ち遠しい』『千の扉』『公園へ行かないか? 火曜日に』『パノララ』『わたしがいなかった街で』『ビリジアン』『虹色と幸運』など著書多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2020年7月 |
本体価格 | ¥1,400 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 192ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784480815569 |
ジャンル | 文芸・文庫 > 日本文学 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |