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ふたたびの理科【物理】編
あらすじ
サイエンス――それは、この世の摂理と先人の英知に深くふれる旅。
たとえば不織布マスクから静電気について知ることができるように、
ものの「しくみ」や「はたらき」は身近ないろんなところから学べます。
理科がつまらない!なんて口が裂けても言えなくなる圧巻の400頁。
物理学というのは、自然現象について、できるだけ簡潔かつ普遍的な見方を見いだそう、という学問です。
たとえば、ニュートンが発見した万有引力を使えば、リンゴが木から落下する運動も、月が地球のまわりをまわる運動も、
同じ数式で説明することができます。これこそが物理の醍醐味です。
空の青さも海の青さも、虹の七色も、光の持つ「波の性質」によって、いっぺんに理解することができます。
氷がとけて水になることも、熱を与えることによる固体から液体への状態変化の一例にすぎません。
私たちの目の前で起きる自然現象は、ときに個人的であり、ときに一生忘れることのない特別な瞬間を与えてくれます。
そのかけがえのなさを個人的な体験として、詩的に、ロマンチックに表現することは、とても素敵なことです。
一方で、森羅万象に通じる統一的な説明を知ることも、この世の美しさを知るもうひとつの大事な方法であると私は思います。
これからお話しする「物理編」を通して、自然界の美しさを感じていただけたら嬉しいです。
(本書「なぜ空は青い? 〜物理への扉〜 まえがきにかえて」より)
著者紹介
永野 裕之 (ナガノ ヒロユキ)
「永野数学塾」塾長。1974年、東京生まれ。暁星小学校から暁星中学校、暁星高等学校を経て、東京大学理学部地球惑星物理学科卒業。同大学院宇宙科学研究所(現JAXA)中退。高校時代に広中平祐氏が主催する「第12回数理の翼セミナー」に東京都代表として参加。数学と物理学をこよなく愛する傍ら、レストラン経営に参画。日本ソムリエ協会公認のワインエキスパートの資格取得。さらにウィーン国立音楽大学指揮科に留学するなど、多方面にその活動の場を拡げる一方、プロの家庭教師として100人以上の生徒にかかわる。その経験を生かして、個別指導塾「永野数学塾」を開塾(現在は完全オンライン化
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2022年9月 |
本体価格 | ¥2,700 |
サイズ・版型 | A5判(148×210) |
ページ数 | 400ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784799110676 |
ジャンル | 理学・工学・コンピューター > 理学・工学・コンピューター |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |