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不確実な時代に勝ち残る、ものづくりの強化書
あらすじ
最近、メディアで「VUCA(ブーカ)」という言葉をよく見かけます。
これはVolatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑さ)、Ambiguity(あいまいさ)の頭文字を取ったもの。
「環境が複雑さやあいまいさを増して、将来の予測が非常に難しい状態にあること」を指しています。
いま、日本の製造業を取り巻く環境は、これまでにないほど複雑化・個別化し、かつて「お家芸」だった多品種少量のものづくりのノウハウが通用しない、「業務そのもの」が不確実な時代に突入しています。
競争力は年々低下しているのに、現場は疲弊し切っており、優秀な人材がバーンアウトしているのです。
そんな状況で、「こうすればよい」という特効薬はあるのでしょうか。
ものづくりの世界でこの100年余りを振り返ると、まずヘンリー・フォードが20世紀初頭に「同期生産方式」を確立し、19年間で1500万台ものT型フォードを生産しました。
そのフォードに学びながら、大野耐一が中心となって「トヨタ生産方式」を打ち立て、それは「リーン生産」の名で欧米にも広がります。
そして、エリヤフ・ゴールドラット博士がトヨタを徹底的に研究して「TOC(制約理論)」を生み出し、世界的ベストセラー『ザ・ゴール』で世に問うたのです。
本書では、この「3人のヒーロー」を中心に、ものづくりの100年史を振り返りながら、未来に向けて「未知」「不確実」をマネージする手法「ダイナミック・フロー・マネジメント」について解きほぐします
著者紹介
ゴール・システム・コンサルティング株式会社 代表取締役。1959年生まれ。大手製造業にて経理・原価計算を担当、社団法人日本能率協会を経て、株式会社日本能率協会マネジメントセンターTOC 推進部にて、チーフコンサルタントとして日本におけるTOC(制約理論)の普及に努めたのち独立し、2002年9月より現職。2006年にインターナショナル・プロダクション・リサーチジャーナルに発表された論文「日本産業におけるTOC の適用― 日立ツールの事例―」は同年のTOC-ICO(International
Certification Organization)でエリヤフ・ゴールドラット博士より紹介され、博士の最後の論文「巨人の肩の上に立って」に直接引用されるなど、世界でもトップクラスの実績を持つ経営コンサルタント。著書は『TOC入門』『在庫が減る! 利益が上がる!会社が変わる!』『問題解決を「見える化」する本』など多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2020年3月 |
本体価格 | ¥1,780 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 288ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784295403968 |
ジャンル | ビジネス > ビジネス全般 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |