佼成出版社 お気に入り
〈問い〉の問答
あらすじ
世俗化が著しい日本仏教にあって出家僧侶として生きる二人の、予定調和を排したストレート勝負の対談録。
本質として矛盾を抱え持つ存在である私たち人間の「生きる意味」「他者認識」「慈悲」等々を根底から問い直す、読み応え充分の一冊。
著者紹介
早稲田大学第一文学部美術史学専攻卒業。大手百貨店勤務を経て、1984年に曹洞宗で出家得度。同年、福井県にある大本山永平寺へ入門、2003年まで19年間修行生活を送る。乞暇後、東京都港区の青松寺に立ち上げた超宗派の若手僧侶の修行道場「獅子吼林サンガ」主幹を経て現在、福井市霊泉寺住職、青森県むつ市の恐山菩提寺院代(山主代理)をつとめる。著書は『語る禅僧』(朝日新聞社)、『日常生活のなかの禅』(講談社選書メチエ)、『「問い」から始まる仏教――「私」を探る自己との対話――』(佼成出版社)、『老師と少年』(新潮社)。 共著に、『孤高の禅師道元――日本の名僧9』(吉川弘文館)、『やさしい「禅」入門』(新潮社)、『現代と仏教――いま、仏教が問うもの、問われるもの――』(佼成出版社)などがある。/1956年、福島県に生まれる。慶應義塾大学文学部中国文学科卒業。
さまざまな仕事を経験したのち、1983年、京都の天龍寺専門禅堂に入門する。
1986年より福島県三春の福聚寺副住職となり、2008年より住職を務める。
僧職のかたわら執筆活動を続け、2000年のデビュー作『水の舳先』(新潮社)が芥川賞候補となり、翌2001年『中陰の花』で同賞をじ受賞する。
著書は、小説に『阿修羅』『アブラクサスの祭』『化蝶散華』『アミターバ――無量光明』『リーラ――神の庭の遊戯』(以上、新潮社)、『御開帳綺譚』『龍の棲む家』(共に文藝春秋)、『阿修羅』(講談社)等があり、エッセイや仏教書に『日本的』、『無常という力』、『お坊さんだって悩んでる』(文春新書)、『慈悲をめぐる心象スケッチ』(講談社)、『禅語遊心』(筑摩書房)、『禅的生活』『死んだらどうなるの?』『現代語訳般若心経』(以上、ちくま新書)、『荘子と遊ぶ』(筑摩選書)、『地蔵のこころ 日本人のちから』、『四季の公案』(佼成出版社)、共著に『現代と仏教――いま、仏教が問うもの、問われるもの――』(佼成出版社)などがある。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2008年1月 |
本体価格 | ¥1,800 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 320ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784333023141 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 文化・宗教 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |