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〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗
あらすじ
「大逆事件」(1910年/明治43年)に連座し、37歳で刑死した禅僧内山愚童(1874-1911年)の評伝。従来、社会主義者・無政府主義者の側面が強調されてきた愚童について、彼が書き遺した著作や書簡などから、その仏教者としての実像に光をあてる。愚童は仏教思想に基づいて、明治期の国家・戦争・身分制・貧富・性差などをどのように捉え、何を訴えたのか――。明治維新から150年目を期して、時代の先を歩んだ一禅者の思想と行動がいま明かされる。巻末に註と内山愚童年譜を付す。
著者紹介
1937-2017年。新潟県に生まれる。中央大学法学部卒業、中央大学大学院法学研究科博士課程修了。専攻はローマ法、比較法学、イスラーム法、法倫理学。中央大学法学部教授、中華人民共和国政法大学比較法研究所客員教授、日本比較法研究所所長、法文化学会理事長、地域文化学会理事長、立正佼成会評議員、庭野平和財団理事、世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会平和研究所所長、中央学術研究所顧問、芳じゅ女学院情報国際専門学校校長等を歴任する。2015年、瑞宝中綬章を受章する。おもな著書に『法学入門』『イスラーム法の精神』(共に中央大学出版部)、『日本人のためのイスラーム入門』『人は人を裁けるか』(共に佼成出版社)等があるほか、訳書や論文が多数ある。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2018年3月 |
本体価格 | ¥2,000 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 240ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784333027767 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 文化・宗教 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |