亜紀書房 お気に入り
間取りと妄想
あらすじ
世界初(!?)の間取り小説集
13の間取り図から広がる、個性的な物語たち。身体の内と外が交錯する、ちょっとシュールで静謐な短編小説集。
まず家の間取を決め、次にそこで展開される物語を書いたのは大竹さんが世界初だろう、たぶん。13の間取りと13の物語。
―藤森照信氏(建築家・建築史家)
家の間取りは、心身の間取りに似ている。思わぬ通路があり、隠された部屋があり、不意に視界のひらける場所がある。空間を伸縮させるのは、身近な他者と過ごした時間の積み重ねだ。その時間が、ここではむしろ流れを絶つかのように、静かに点描されている。
―堀江敏幸氏(作家)
川を渡る船のような家。海を見るための部屋。扉が二つある玄関。そっくりの双子が住む、左右対称の家。わくわくするような架空の間取りから、リアルで妖しい物語が立ちのぼる。間取りって、なんて色っぽいんでしょう。
―岸本佐知子氏(翻訳家)
著者紹介
小説、エッセイ、ノンフィクション、写真評論、書評、映画評など、ジャンルを横断して執筆。トークと朗読の会〈カタリココ〉主催。また東日本大震災以後、<ことばのポトラック>も毎年開催。散歩マニアにして無類の間取り好きである。写真も撮り、座談の名手としても知られる。
小説作品に『随時見学可』、『図鑑少年』、『ソキョートーキョー』があり、他に『彼らが写真を手にした切実さを―《日本写真》の50年』、『日和下駄とスニーカー』、写真集『ニューヨーク1980』など多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2017年5月 |
本体価格 | ¥1,400 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 206ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784750515076 |
ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |