あらすじ

近所の林で見かけた栗毛の野良犬のことが、たくとは気になっていました。家で保護しようと、お母さんと一緒に貼り紙をして連絡を待っていると、ある日、保健所に連れていかれたという目撃情報が入り……。物語の後半、孤独だとばかり思っていたその犬の意外な事実が判明して、たくととお母さんは喜びで胸がいっぱいになります。実話を元にした感動の物語。

著者紹介

大阪府在住。神戸大学卒業。第10回・第12回小川未明文学賞優秀賞、第５回・第６回盲導犬サーブ記念文学賞大賞受賞。作品に「おたすけ屋助太のぼうけん」シリーズ、『夏に降る雪』（共にフレーベル館）、『モンキードッグの挑戦』（文溪堂）、『大坂城のシロ』『デカ物語』（くもん出版）、『土手をかけおりよう！』（文研出版）、『佐藤初女物語』（PHP研究所）、『菌ちゃん野菜をつくろうよ！』『マオのうれしい日』（共に佼成出版社）などがある。/兵庫県在住。京都嵯峨芸術大学大学院修了。手描き絵画の魅力を、絵本、アニメーションやインタラクティブなメディアアートなどを通して表現するクリエイター。絵本の作品に『ぼくぱぐ』『ポワン』『てんからのおくりもの』（以上、出版ワークス）、『地震がおきたら』（BL出版）がある。日本児童出版美術家連盟会員、環境芸術学会会員。