あらすじ

私のうちはおすし屋さん。お店を手伝うのは嫌いじゃないけど、将来は“ふつうの会社員”になりたいな……。そんな久絵のうちに、ある日お店を手伝ってくれる女性のすし職人さんがやってきました。初めて見る女性のすし職人に興味津々の久絵は、職人の世界で強く生きるその姿に勇気をもらいながら、学校である行動に出ます――。

著者紹介

東京都生まれ。エッセイスト、児童文学作家。『寿司屋の小太郎』（ポプラ社）で椋鳩十児童文学賞を受賞。児童書の作品に「ゆうれい回転ずし」シリーズ、『にっこりおすしとわさびくん』『ばけねこキッチン』『ハッピィ・フレンズ』（以上、講談社）など多数。『寿司屋のかみさん うちあけ話』（講談社）をはじめとするエッセイ「寿司屋のかみさん」シリーズは10作を超える。東京・東中野の「名登利寿司」の女将でもある。/東京都生まれ。人の表情やしぐさ、老若男女と住処の関係性をテーマにイラストや漫画を描く。作品に『天の台所』（落合由佳・作／講談社）、『タブレット・チルドレン』（村上しいこ・作／さえら書房）、『屋根に上る』（かみやとしこ・作／学研プラス）、『かずさんの手』（佐和みずえ・作／小峰書店）、『なりたいわたしになるために』（中松まるは・作／あかね書房）ほか、教科書・教材テキストなど多数。