あらすじ

「家族崩壊」と叫ばれる今、日本人にとっての家族観とはどのようなものなのだろうか?　家族のきずなは強く、その愛は海よりも深いといわれる。いつもすぐ側にいて、当たり前に思える「家族」について哲学してみよう。

著者紹介

アグネス・チャン
歌手。
「ひなげしの花」で日本デビュー。現在は、歌手活動のほか、エッセイスト、日本ユニセフ協会大使として幅広く活動中。

立松和平（たてまつ・わへい）
作家。
行動派の作家として知られ、仏教への造詣も深い。近年は自然環境保護問題にも積極的に取り組む一方、02年には歌舞伎の台本を手がけ大谷竹次郎賞を受賞する。

三宮麻由子（さんのみや・まゆこ）
エッセイスト。
外資系通信社に勤務する一方、執筆・テレビ・ラジオ出演・講演など精力的に活躍。著書に『福耳落語』『幸福の羽音』などがある。

星野哲郎（ほしの・てつろう）
作詞家。
雑誌に応募した作品が認められ、53年作詞家としてデビューし、「函館の女」「夫婦坂」などの約4000曲にも及ぶヒット曲を手がける。

古東哲明（ことう・てつあき）
広島大学教授(哲学)。
主たる研究領域は、新・存在論、現代哲学。著書に『現代思想としてのギリシア哲学』『<在る>ことの不思議』などがある。