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全仕事
あらすじ
隈研吾は線の建築家だ。
線で造形するだけではない。線でひとをつなぐ。
パラパラでトビトビの世界をつなぎ、ネットワークに変える。
そんな建築家は自分の歩みを長距離走に喩える。
隈が走り抜けた「負け」だらけの長い線を辿ると、元気が出る。
建築家以外にも読まれたい人生の書。――東浩紀氏 推薦!
自然に溶け込む建築・素材との対話・ヴォリュームの解体・小さな場所でつくる・閉じた「箱」からの解放・新たな公共性……
日本建築界の巨匠が語り尽くした、30年間の挑戦の軌跡。建築における近未来的な「答え」。
二つの対照的な時代のはざまを生きた。自分の人生を一言で要約すれば、そういうことになる。二つの時代とは、工業化の時代と、その後に来た、脱工業化の時代である。それは同時に二つの社会システムであり、二つの正反対なデザインパラダイムであった。
その意味で、僕の全建築作品、僕の全仕事は、時代の証人といっていいだろう。それも、時代のはざまという特別な時間の証人、特別な時間の記録という意味合いを持っている。
その僕が生きてきた特別な時間を、さらに四つに分けてみた。――前書きより
問題作「M2」、転機となった「広重」「梼原」、「南三陸の再生プロジェクト」まで
自然と技術と人間の新しい関係を模索する比類なき思想と実践!
著者紹介
1954年生まれ。東京大学大学院建築学専攻修了。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。1964年、東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代にアフリカのサハラ砂漠を横断。集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所を設立。これまで30か国を超す国々で建築を設計し、国内外で200件以上のプロジェクトが同時進行している。フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞他、国内外で様々な賞を受けている。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2022年6月 |
本体価格 | ¥4,200 |
サイズ・版型 | A5判(148×210) |
ページ数 | 352ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784479393900 |
ジャンル | エンターテイメント > 芸術 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |