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うさぎのしま

あらすじ
毒ガスを製造し、「地図から消された島」広島県・大久野島。
過去と未来を結ぶ、忘れてはならない物語。
◆「うさぎのしま」に眠る、知られざる真実―。戦後80年によせて、今子どもたちに届けたい物語。
◆広島県大久野島で暮らす、たくさんのうさぎたち。この島には、第二次世界大戦中、毒ガスの実験動物として、うさぎが使われていた過去があった。戦争の記憶と島の環境問題が交差する、著者渾身の一冊。
◆『ねことことり』『どんぐり』で日本絵本賞受賞した作家たてのひろしと、柔らかなパステル画が魅力の近藤えりによる共作。
*巻末に、解説「地図から消された島-大久野島と戦争とうさぎ」(“大久野島のうさぎはどこから来たのか” 執筆/兼子伸吾・福島大学共生システム理工学類教授)と、あとがきを掲載。
広島県・大久野島。
「うさぎのしま」として親しまれるこの島で、一組の親子が白いうさぎに出会う。
―「あの子のおかあさんも、白い?」
何気ない一言が、封印された過去を呼び覚ます。
時は、第二次世界大戦へ―。
防毒マスクに身を包み、毒ガスを製造する人々。手渡されるかごの中には……。
著者紹介
作・たてのひろし
1968年、神奈川県生まれ。画家・絵本作家。幼少期より、熊田千佳慕氏に師事。『つちはんみょう』(偕成社)で小学館児童出版文化賞、『ねことことり』(世界文化社)『どんぐり』(小峰書店)で日本絵本賞を受賞。絵本に『しでむし』『ぎふちょう』『がろあむし』(偕成社)、『うんこ虫を追え』(福音館書店)、「3 びきのあまがえる」シリーズ(世界文化社) 、読み物に『ソロ沼のものがたり』(岩波書店) がある。神奈川県横浜市生まれ。
作・近藤えり
絵本作家・イラストレーター。舘野鴻氏に師事し、絵本制作を学び直す。『なきごえがじまんのきつね』(仏教伝道協会)で、こころの絵本大賞を受賞。月刊絵本の作品に、『ほしのなるきゆらゆら』『ハロウィンのたからもの』『すなばあそび』(至光社・こどものせかい)、『ライオンとうさぎ』『のらねこのクー』(鈴木出版・こどものくに)などがある。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2025年6月 |
本体価格 | ¥1,800 |
サイズ・版型 | その他 |
ページ数 | 40ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784418258260 |
ジャンル | 児童書 > 絵本 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |