あらすじ

レトロで味わい深い「もこ字」で、美しい文章を書いてみませんか。
本書は、『もこ字練習帳』に続く「もこ字」の本、第二弾です。まるで昔のタイプライターで打ったような味わいのある手書きの創作文字、「もこ字」でさまざまな言葉や文学作品を書写します。冒頭では、書き方のポイントをていねいに解説。本書からでも気軽に始められます。開きやすく、書き込みしやすいヨコ判です。
「手書き文字が好き」、「文字や文章を書くことにひたすら没頭したい」、「万年筆やインクを買ってみたけど、なかなか使うチャンスがない」……。そんな方々にも、おすすめ。
前半ではひらがな・カタカナ・漢字の練習をし、後半では「もこ字の鉄則」を活かして詩や小説の一節などを書いてみましょう。本書では、夏目漱石の『夢十夜』や小川未明の『月とあざらし』、室生犀星や萩原朔太郎の詩、北大路魯山人の書論からの引用などを「もこ字」で手書きします。アルファベットの練習を兼ねて、英語の名文をなぞる章もあります。
お休みの日に、平日の朝に、お昼休みに、夜の寝る前のひとときに。インクのにじみや手書き文字と無心に向き合うあなただけの時間を、お楽しみください。

著者紹介

万年筆専門店に勤務しつつ、ミルームにて「もこ字」の講座を開講中。SNSを中心に、手書き文字や文様の作品を発信。minne等、ハンドメイド通販サイトで、額装した手書き文字の販売も行う。