あらすじ

世界的に知られる観光地・京都と大都市・大阪に隣接する奈良県。野性の鹿との触れあいや大仏、遺跡で知られるものの、のどかな田舎というイメージが強い土地だ。本書は、そんな奈良県出身で、「バンギャル（ビジュアル系バンドのファン）」のエッセイ漫画が有名な漫画家・蟹めんまが、十数年ぶりに地元に戻り暮らしてみることで発見した驚きの数々を描くエッセイ漫画だ。

伝統的奇祭「砂かけ祭」、大仏さまの頭から人が出てくる行事「お身拭い」、山火事と見紛う勢いの「若草山の山焼き」など、ぶっとんだ行事の数々に度肝を抜かれ、気づけばサッカーJ３「奈良クラブ」にドはまり。ご当地アイドル「Cute Robin」のライブではオタクたちの熱狂ぶりに大興奮するなど、都会にはない新たな「ご当地推し活」の魅力に開眼する。鹿たちの「夜の顔」や知られざる生態、猿沢池、春日大社、東大寺、正倉院展など有名スポットも独自の視点で紹介、ディープな奈良を楽しめる1冊。
【もくじ】 鹿か鹿以外か砂かけ祭/Jリーグで奈良愛を叫ぶ/密着！奈良の修学旅行/大仏さまのお身拭い/大都会!?橿原アルル/奈良の夜遊び/古都を守る☆奈良の消防 山焼き編・文化財編/せんとくん（前編・中編・後編）/編集Ｔさんと奈良めぐり グルメ編
……ほか、おまけマンガや、奈良旅行に便利な「出てきたところ＋αＭＡＰ」も収録。

著者紹介

漫画家・イラストレーター。大阪芸術大学卒。奈良県出身・在住。著書に『バンギャルちゃんの日常1～4』『今日もライブに行けません！～アラフォーバンギャル、魂のV系語り～』等、共著に『バンギャルちゃんの老後 オタクのための（こわくない！）老後計画を考えてみた』等がある。