東京創元社 お気に入り
さまよえる永遠
あらすじ
死なない少女の旅路に待つ
不可思議な謎、逆説の論理。
無類の世界観と謎解きを構築する驚異の連作長編
第36回鮎川哲也賞受賞作
構成力は申し分なく、不死者というテーマに
向き合おうとする真摯さを感じました
――青崎有吾
その世界だからこその奇妙な謎と
捻った真相が用意されていて隙がない
――東川篤哉
特殊設定とストーリーを違和感なく謎解きに絡めるセンス、
なにより解決編のスマートさ
――麻耶雄嵩
幾十もの国が統治する新大陸、この世界では不死の神秘が白日の下となっていた。みずからも不死である少女・シオンは、文化の異なる国々をひとり渡り歩く。不死が存在する国々で起きる不可思議な事件と逆説的な論理、旅路の果てに少女はどのような答えをだすのか。無類の世界観と謎解きを構築する第36回鮎川哲也賞受賞作。
■各話紹介
第一章 ゴーストはお菓子箱の中で踊る
増改築を繰り返した異形のホテルが小国を形成する『カーディナルホテル』。この国では、半永久的な生を得たゴーストと、彼らに仕えるサーヴァントと呼ばれる人間が共棲していた。不死者の少女・シオンはホテルの国境を超えるや否や、青年の死体を発見する。その傍らにはゴーストになった青年が。なぜ青年は殺されたのか、どうしてゴーストになれたのか? 一見単純な事件は、シオンがホテルの内情を知るうちに不可解さをましていく。
第二章 骸骨兵は砂漠の国で笑う
新大陸の砂漠地帯に位置して千年の歴史を持つ『アランカル王国』。その歴史は、王家の秘術により肉体が朽ち果ててなお現世に繋ぎ留められた骸骨兵によって存続していた。秘術と引き換えに長き眠りに就いた王、間近に迫るという目覚めをその目で見ようとシオンは王国に滞在する。やがて訪れた王の目覚めの日、彼女は千年の間閉ざされていた密室で不可思議な殺人事件を目撃することとなる。
第三章 胡蝶は夢の外で羽ばたく
不死者を信仰の対象とするとともに自らも不死の存在となるべく研究・調査する『モルフォウ教団』。かつて知り合った記者の誘いで、シオンは森の奥深くに建つ教団を訪れる。しかし、シオンには教団からの幾度もの招聘を断り続ける複雑な事情を抱えていた。不死者となった彼女の過去が語られるとともに、教団内では動機不明の墜死事件が発生する。
第四章 不死者は旅路の先で
そして、旅路の果てに不死者の少女・シオンを待つ事件と、彼女が辿り着いた答えとは――
著者紹介
1992年徳島県生まれ。現在会社員。第36回鮎川哲也賞を受賞した本作でデビュー。
| シリーズ名 | --- |
|---|---|
| 発行年月 | 2026年10月 |
| 本体価格 | ¥1,800 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 320ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784488025700 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > ミステリー |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




