あらすじ

背が高くて元気なクルルちゃんと、ころりとかわいいコロロちゃん。ひろげた手と手を合わせると、ぴったり30センチがはかれます。いろんなものの長さをいっしょにはかったら、なかよしになれるかな。チュロスにベンチ、荷車の車輪にイチョウの木と、広場のいろいろなものの長さをはかって意気投合したふたりは、東の丘にピクニックへ。さて、500メートルの毛糸玉ではかったものは……。前見返しに地図、後ろ見返しに「あなたの長さはなんセンチ?」という身体尺のコラム、巻末に4コマまんがを掲載。
リバーシブルの帯を裏返して点線に沿って切りとると、ものさしとしてつかえます。1冊まるごと「はかる」楽しさがいっぱいの、算数も学べる童話。

著者紹介

（松本聡美）兵庫県生まれ。同志社女子大学家政学部卒業。主な作品に『ともだちまねきねこ』『アルルおばさんのすきなこと』(共に国土社)『ぼく、ちきゅうかんさつたい』(小社)など。日本児童文学者協会会員。

（平澤朋子）東京都生まれ。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。主な作品に「ニルスが出会った物語」(福音館書店)お話と遊びを子どもたちに届けるユニットpipioとしても活動中。