あらすじ

ようこそ、ねがいのかなうふしぎなお店へ。 なかよしだった犬のマリンに会いたいぼくは、海辺で足あとをたどるうちに、ふしぎな絵本屋さんを見つけます。くじらの絵本をえらぶと、白猫さんの読みきかせで絵本の中へ。空とぶくじらにのって向かった思い出の海で、待っていたのは……。 ボローニャ国際児童図書賞受賞作家が「夢の絵本屋さん」を凝縮した物語を、人気イラストレーターが魅力的に描き出すシリーズ、待望の2作目。絵本の中にひろがる海を舞台に、大切な犬を亡くした主人公の哀しみが癒える過程を、透明感豊かな美しい色彩であたたかく描きます。読みきかせにも最適。

著者紹介

（小手鞠るい）1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。ニューヨーク州在住。『ルウとリンデン 旅とおるすばん』(講談社)でボローニャ国際児童図書賞を受賞。主な児童書に『心の森』(金の星社)『やくそくだよ、ミュウ』(岩崎書店)など。
（高橋克也）京都府出身。京都精華大学卒業。イラストレーターとして雑誌・広告等で活躍。色鉛筆を用いた独自の画法により、色鮮やかで幻想的な絵を描き続けている。