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一橋桐子(76)の犯罪日記
原田ひ香
あらすじ
万引、偽札、闇金、詐欺、誘拐、殺人。どれが一番長く刑務所に入れるの?老親の面倒を見てきた桐子は、気づけば結婚もせず、76歳になっていた。両親をおくり、わずかな年金と清掃のパートで細々と暮らしているが、貯金はない。同居していた親友のトモは病気で先に逝ってしまった。唯一の家族であり親友だったのに…。このままだと孤独死して人に迷惑をかけてしまう。絶望を抱えながら過ごしていたある日、テレビで驚きの映像が目に入る。収容された高齢受刑者が、刑務所で介護されている姿を。これだ!光明を見出した桐子は、「長く刑務所に入っていられる犯罪」を模索し始める。
著者紹介
1970年神奈川県生まれ。「リトルプリンセス二号」で第34回NHK創作ラジオドラマ大賞受賞。「はじまらないティータイム」で第31回すばる文学賞受賞。著書に『東京ロンダリング』『三人屋』『ラジオ・ガガガ』『ランチ酒』『三千円の使いかた』『DRY』『ランチ酒 おかわり日和』『まずはこれ食べて』『口福のレシピ』など著書多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2020年11月 |
本体価格 | ¥1,650 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 312ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784198651886 |
ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
映像化・ メディアミックス実績 |
あり |