株式会社東京創元社 お気に入り
盤上の夜
あらすじ
※英文シノプシス、サンプル翻訳あり
第33回日本SF大賞受賞
第1回創元SF短編賞 山田正紀賞
第147回直木賞候補
彼女は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになった──。若き女流棋士の栄光をつづり、第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を贈られた表題作にはじまり、同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる6つの奇蹟。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋……対局の果てに人知を超えたものが現出する。デビュー作品集ながら直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞した、2010年代を牽引する新しい波。
著者紹介
1979年東京生まれ。92年までニューヨーク在住、早稲田大学第一文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。インド、アフガニスタンを放浪後、麻雀プロの試験を受け補欠合格するも、順番が来なかったためプログラマになる。囲碁を題材とした「盤上の夜」を第1回創元SF短編賞に投じ、受賞は逸したものの選考委員特別賞たる山田正紀賞を贈られ、創元SF文庫より刊行された秀作選アンソロジー『原色の想像力』に同作が収録されデビュー。また同作を表題とする『盤上の夜』は第一作品集ながら第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞。またこの書籍収録段階で短編「盤上の夜」が第44回星雲賞日本短編部門の参考候補作となった。さらに第二作品集『ヨハネスブルグの天使たち』も第149回直木賞候補となり、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。2017年、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞を、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞。さらに同年発表した『あとは野となれ大和撫子』は第49回星雲賞日本長編部門を受賞し第157回直木賞の候補ともなった。
シリーズ名 | 創元SF文庫 |
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発行年月 | 2014年4月 |
本体価格 | ¥820 |
サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
ページ数 | 334ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 978-4-488-74701-5 |
ジャンル | 文芸・文庫 > SF |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |