あらすじ

著者が所蔵している絵本のなかから、それぞれの作品に魅せられ、読み込んできた愛着の深い100冊を厳選。絵本の視覚的側面を重視し、場面数点をオールカラーで紹介しながら、1見開きに1作品を解説する。日本の絵本作家・イラストレーターの大正から平成までの約100年の歴史を辿り、新しい絵本文化の創生へとつなぐ。巻末に絵本年譜（1870―2020）、索引、参考文献を掲載。

著者紹介

編集者、文庫主宰、ちひろ美術館学芸部長を経てフリーランスとなり、絵本の評論、翻訳、展示企画、新聞・雑誌で絵本の記事執筆などを手がけている。ボローニャ国際絵本原画展、ブラチスラバ世界絵本原画展（BIB）などの国際審査員を歴任。BIB2017では日本人初の国際審査員長をつとめる。朝日新聞「子どもの本棚」選者をはじめ、新聞や雑誌で絵本記事を連載中。立教大学、武蔵野大学、横浜美術大学兼任講師。JBBY副会長。主な編著書に『茂田井武美術館　記憶ノカケラ』（玄光社）、『きょうの絵本あしたの絵本』（文化出版局）、『おかえりたまご』（アリス館）、「いまむかしえほん」シリーズ（全11巻・岩崎書店）、翻訳に『ローラとつくるあなたのせかい』（BL出版）、『うるさく、しずかに、ひそひそと』（河出書房新社）などがある。2020年より新宿区市ヶ谷で絵本とごはんのスペース83goccoを共同主宰。