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生きがいについて
あらすじ
「いったい私たちの毎日の生活を生きるかいあるように感じさせているものは何であろうか。ひとたび生きがいをうしなったら、どんなふうにしてまた新しい生きがいを見いだすのだろうか」。
「IKIGAI」(生きる意味)という概念は近年欧米にもひろまり、注目を集めている。本書はその概念を、精神科医神谷美恵子がさまざまな観点から分析して定義した、初めての本。生きがいとは何か、人生の段階を経てどのように変化していくのか、そしてそれを失ってもひとは生きることができるのか。神谷はつねに苦しむひと、悲しむひとに寄り添いながら、こうした問いを提起した。みずからが経験した患者との交流や、古今東西の名著のことばから、ひとが生きていくことについて多面的で深い検討を行った本書は、1966年以来新たな読者を増やし続けている。
著者紹介
神谷美恵子(1914~1979):医学博士、著者、翻訳者。Marcus Aurelius Antoninus 、Virginia Woolf、Michel Foucault の翻訳を行う。本書が初の書籍で、以降『こころの旅』(日本評論社、1974)『人間をみつめて』(朝日新聞社、1971年)ほかロングセラーの著書多数。
1944年東京大学医学部精神科入局。1957年以降長島愛生園(ハンセン病療養施設)に勤務しながら神戸女学院大学、津田塾大学で教授として教鞭をとった。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 1966年4月 |
本体価格 | ¥1,600 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 360ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784622081814 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 心理・精神世界 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |