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余命一年、男をかう
あらすじ
幼いころからお金を貯めることが趣味だった片倉唯、40歳。ただで受けられるからと受けたがん検診で、かなり進行した子宮がんを宣告される。医師は早めの手術を勧めるも、唯はどこかほっとしていたーー「これでやっと死ねる」。
趣味とはいえ、節約に節約を重ねる生活をもうしなくてもいい。好きなことをやってやるんだ! と。病院の会計まちをしていた唯の目の前にピンク頭の、どこからどうみてもホストである男が現れ、突然話しかけてきた。
「あのさ、おねーさん、いきなりで悪いんだけど、お金持ってない?」。
この日から、唯とこのピンク頭との奇妙な関係が始まるーー。
著者紹介
1977年生まれ。日本で最も自動車産業のさかんな都市、名古屋に住んでいる。日本のフェミニズム小説家の中心人物のひとりでもある。2004年「ねむりひめ」で第3回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞、読者賞を受賞。『グッモーエビアン』『戦場のガールズライフ』など、映像化された作品も多数。ほかにも多くの著作がある。『余命一年、男をかう』は第35回山本周五郎賞候補、および第28回島清恋愛文学賞を受賞。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2021年7月 |
本体価格 | ¥1,500 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 320ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 978-4-06-523814-1 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |