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構築された仏教思想 親鸞―救済原理としての絶対他力―
あらすじ
釈尊以来の「私が仏になる」という仏教の教えを、「仏が私を救う」へと大きく転換させた法然。
親鸞は、師法然の他力思想に帰依しながらも、自らの罪業を凝視して「私だけは救われまい…」と絶望する。
「救いと絶望の同居」という矛盾を抱え続けた親鸞の多数の著作から、その思想の核心と人物像の魅力を読み解く。気鋭の比較宗教学研究者であり浄土真宗の僧侶でもある著者による、中級向けの親鸞思想解説書。
著者紹介
1961年(昭和36年)、大阪府に生まれる。
龍谷大学大学院文学研究科真宗学専攻博士課程修了、大阪府立大学大学院人間文化学研究科比較文化専攻博士課程修了。博士(学術・大阪府立大学)。
専攻は宗教学・比較宗教思想・人間学。
龍谷大学非常勤講師、兵庫大学生涯福祉学部教授を経て現在、相愛大学人文学部教授。浄土真宗本願寺派如来寺住職。
NPO法人リライフ代表。
著書に『親鸞の思想構造』(法蔵館)、『仏教ではこう考える』(学研新書)、『不干斎ハビアン――神も仏も棄てた宗教者』(新潮選書)、『宗教聖典を乱読する』(朝日新聞出版)、『ゼロからの宗教の授業』(東京書籍)等のほか、内田樹氏との共著に『いきなりはじめる浄土真宗』『はじめたばかりの浄土真宗』(ともに本願寺出版社)、『現代霊性論』(講談社)等がある。
シリーズ名 | 構築された仏教思想 |
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発行年月 | 2010年9月 |
本体価格 | ¥1,400 |
サイズ・版型 | B6判(128×182) |
ページ数 | 136ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784333024605 |
ジャンル | 人文・教養・教育 > 文化・宗教 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |