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孤独の力
あらすじ
五木寛之の畢生の書き下ろし。
生と死をみつめつづけた,五木寛之の人生論の総決算ともいうべき本。
近年とくに,老人の孤独死や,若者の,孤独を恐れての他人との結びつき願望が,マスコミでも多く取り上げられています。
しかし,「孤独」はまったく忌避されるべきものでしょうか。
どんな人も結局は一人で死に,それまで一人で生きていくことともいえます。
ならば,「孤独」を友として生きることはできないか。
いや,「孤独」こそが,生きる力になるのではないか。
五木寛之が自身の体験をベースにし,親鸞,西行,仏陀,そしてイエス・キリストの生涯から,「孤独に生きることの意味」を考えていきます。
ひとが誰でも直面する大きなテーマについて,五木寛之が考えた結論を,ぜひお読みください。
著者紹介
1932年(昭和7年)9月福岡県生まれ。
生後まもなく朝鮮に渡り、47年引揚げ。66年『さらば モスクワ愚連隊』で第6回小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で第56回直木賞、76年『青春の門』ほかで第10回吉川英治文学賞を受賞。
2002年、第50回菊池寛賞、09年にNHK放送文化賞、10年に『親鸞』で第64回毎日出版文化賞特別賞を受賞。
著書には『朱驚の墓』、『戒厳令の夜』、『生きるヒント』、『大河の一滴』、『他力』、『蓮如─われ深き淵より』、『天命』、『私訳歎異抄』、『日本人のこころ』、『下山の思想』ほか、シリーズに『百寺巡礼』、『21世紀仏教への旅』などがある。
翻訳にリチャード・バック『かもめのジョナサン完成版』、ブルック・ニューマン『リトルターン』などがある。ニューヨークで発売された英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)銅賞に選ばれた。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2014年8月 |
本体価格 | ¥1,100 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 196ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784487809042 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |