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監察医が泣いた死体の再鑑定
あらすじ
元東京都監察医務院長を務めた監察医である著者は,長年にわたり,変死体がなぜ死にいたったか,検死・解剖を行ってきた。
それをまとめた著書『死体は語る』は,65万部を超えるベストセラーになったが,今回,初めて「死体の再鑑定」についてまとめた本を書き下ろす。
著者の元には,警察,保険会社,および遺族から再鑑定の依頼が数多く寄せられる。
引き受けた著者は,なぜ最初の鑑定が間違っていたかを紐解いていく。
「溺死ではない,殺しだ。事故死ではない,病死だ。病死ではない,暴行死だ」。
最初の鑑定の嘘を暴いていく様は,上質なミステリーを読んでいるようにドラマチックだ。
ときには裁判所で,証人として最初の鑑定人と対峙したり,再鑑定の再々鑑定を提出したりと……事件は2転,3転。
まさに究極のノンフィクションミステリー。
著者紹介
1929年、茨城県生まれ。医学博士・元東京都監察医務院長。
東邦医科大学卒業後、日本大学医学部法医学教室に入る。1959年、東京都監察医務院監察医となり、84年同院長になる。30年間にわたって変死体の死因解明につとめ、浅沼稲次郎事件、三河島列車二重衝突事件、ホテルニュージャパン火災、日航機羽田沖墜落事件などを担当。これまでに2万件以上の検死と5千体以上の死体の解剖を行ってきた。1989年、監察医務院退官後に出版した『死体は語る』(時事通信社)は65万部を超える大ベストセラーになり、現在まで法医学評論家、作家としてテレビや各紙誌などで活躍するとともに、再鑑定では300件以上の案件を請け負い、度々逆転判決を勝ち取り、「上野鑑定」という言葉が生まれるほどの実績を残し続けている。
主な著書に『死体は切なく語る』『死体は悲しい愛を語る』(以上、小社刊)、『監察医の涙』(ポプラ社)、『監察医が書いた死体の教科書』(朝日新聞出版)など多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2016年3月 |
本体価格 | ¥1,400 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 208ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784487809691 |
ジャンル | 文芸・文庫 > ミステリー |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |