朝日新聞出版 お気に入り
ディス・イズ・ザ・デイ
津村記久子
あらすじ
「こういう話をしてるとさ、どんな気持ちでも生きていけるんじゃないかって思うよね」。サッカー22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最後の試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、憧れの先輩に近づきたい男子高生、十数年ぶりに再会した祖母と孫など、普通の人々のかけがえのない喜びを、サッカーを通して鮮やかに描き出す連作短編集。単行本刊行時、30近いメディアで多数書評掲載や紹介がなされるなど圧倒的な評価を得て、また第6回サッカー本大賞を受賞した作品の文庫版。
著者紹介
1978年生。2005年「マンイーター」(のちに『君は永遠にそいつらより若い』に改題)で太宰治賞を受賞してデビュー。2009年「ポトスライムの舟」で芥川賞を受賞。また、最新刊の『水車小屋のネネ』は2024年本屋大賞ノミネート作となった。彼女は2020年に短編「給水塔と亀(The Water Tower and the Turtle)」(Polly Barton訳)でPEN/ロバート・J・ダウ新人作家短編小説賞を受賞した実績を持つ。
シリーズ名 | 朝日文庫 |
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発行年月 | 2021年10月 |
本体価格 | ¥900 |
サイズ・版型 | 文庫(105×148) |
ページ数 | 408ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784022650115 |
ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |