あらすじ

「あかるい歌のひびく世界が、ずっとつづきますように」
広島の小学校で子どもたちを見まもってきた木は、楽器に生まれかわって歌いつづけます。
そのメッセージは、子どもたちの歌声にのって、時をこえて未来へ―広島出身・在住の作家が、小学校の合唱隊・パンフルート工房・樹木医・被爆体験証言者に取材。木の願いを受け継ぎ、子どもたちが平和のメッセンジャーになった奇跡の実話が、戦後75年の節目に待望の絵本になりました。

AB変形判（縦250ミリ・横210ミリ）

著者紹介

巣山ひろみ: 児童文学作家。
広島県生まれ。「雪の翼」で第20回ゆきのまち幻想文学賞長編賞受賞。『逢魔が時のものがたり』（学研）で第42回児童文芸新人賞受賞。日本児童文芸家協会会員。
著書に、『雪ぼんぼりのかくれ道』「おばけのナンダッケ」シリーズ（共に国土社）『パン屋のイーストン』『イーストンと春の風』『イーストンと音楽会』（以上出版ワークス）『バウムクーヘンとヒロシマ―ドイツ人捕虜ユーハイムの物語―』（くもん出版）など。
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こがしわかおり: 画家・装丁家。
埼玉県生まれ。児童書を中心に童話、挿絵、装丁など幅広く手がける。
作・絵に『ツツミマスさんと3つのおくりもの』（小峰書店）『おうちずきん』（文研出版）、絵に『ロップのふしぎな髪かざり』（講談社）『ちいさなおはなしやさんのおはなし』（小峰書店）『チキン！』（文研出版）『料理しなんしょ』（偕成社）『魔女のレッスンはじめます』（出版ワークス）『ダジャレーヌちゃん世界のたび』（303BOOKS）など多数。