あらすじ

「数」の発明は、2000年以上前のインダス文明にさかのぼるといわれ、そのシンプルさで世界的に普及するようになった。ただ、一口に「数」といっても、その性質によって「素数」「自然数」「整数（ゼロは整数）」「有理数」「無理数」「指数」「対数」などと分類できる。そのほかにも「図形数」「魔方陣」といった考え方があり、「円周率π」も数の一種である。本書は、「数」そのもの―特にその不思議な性質―に注目して「数」の本質に迫る。

著者紹介

東京大学理学部数学科卒。東京工業大学大学院理工学研究科博士課程単位取得。室蘭工業大学数理科学共通講座助教授、コーネル大学数理科学研究所客員研究員を経て、現在、横浜国立大学大学院工学研究院教授。著書は『マンガでわかる統計入門』（サイエンス・アイ新書）、『図解雑学 統計』『図解雑学 確率』『図解雑学 確率モデル』『図解雑学 複雑系』（ナツメ社）など多数。