くもん出版 お気に入り
手で見るぼくの世界は
樫崎茜 (作)/酒井以 (画)
あらすじ
視覚支援学校に通う佑は、この春から中学1年生。クラスメイトもふえ、新しい生活がはじまったが、佑の気もちは晴れない。小学部からの友人・双葉が、ある事件をきっかけに学校に来なくなってしまったからだ。
いっぽう双葉は、事件の衝撃から家の外に出ることができなくなっていた。「目が見えない人はひとりで外を歩くべきじゃない」と思っている人が、この世界にいることを知ってしまったからだ。
母親から「伴歩・伴走クラブ」という団体を紹介された双葉は、クラブ活動の見学をきっかけに、少しずつ外の世界に出ていくようになる。そして佑も、双葉に会いに行くために、苦手だった白杖の練習をはじめて……。
ふたりの主人公が、それぞれの葛藤を乗り越え、ふたたび世界に踏み出すまでを描いた物語。
著者紹介
樫崎茜:長野県生まれ。2006年講談社児童文学新人賞佳作を受賞。デビュー作『ボクシング・デイ』(講談社)で、第18回椋鳩十児童文学賞、『満月のさじかげん』(講談社)で、日本児童文学者協会新人賞を受賞。
酒井以:イラストレーター。児童書の装画・挿絵を手がけた作品に『わたしの苦手なあの子』(朝比奈蓉子・作)『かみさまにあいたい』(当原珠樹・作/以上、ポプラ社)『てのひらに未来』(工藤純子・作/くもん出版)『ひかる石のおはなし』(小手鞠るい・作/あかね書房)など多数。
シリーズ名 | --- |
---|---|
発行年月 | 2022年11月 |
本体価格 | ¥1,400 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 280ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784774333809 |
ジャンル | 児童書 > 読み物 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |