イカロス出版 お気に入り
神職怪談
正木信太郎
あらすじ
神社の鳥居をくぐればそこは神様の土地、神域だ。そこに、なにか悪さをしたり、害をもたらそうだとかいう霊は現れることすら許されない。つまり神社には怪異現象を引き起こす存在はいないということになる。「神社に幽霊なんかいるはずないでしょう? 神道に怪談はないんです。貴方も大変ですね」という或る宮司の言葉がそのすべてを物語っている。だが……それでも時間をかけて多くの神職の方々に話しを伺えば、神社におけるじつに奇妙な怪談や、神の存在を朧げに知覚する体験談が舞い込んでくるものだ。本書では怪談師である正木信太郎が、自社の評判が落ちることを懸念して口をつぐむ神主、先代から厳しく守秘を命じられている宮司、話すと祟られると怯える巫女らに懇請してお預かりした、神社にまつわる30の怪異譚を掲載している。いずれも神事の経験者などから得た「本物」のエピソードばかりだ。
著者紹介
怪談師、怪談作家。小学5年生の林間学校で不思議な体験をし、怪談に興味を持ち始めた。全国を渡り歩き、不気味で不思議な奇談を蒐集している。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2022年7月 |
本体価格 | ¥1,600 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 240ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784802211802 |
ジャンル | 文芸・文庫 > その他 |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |