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引き籠もりヒーロー1
あらすじ
西暦201X年。
ある日唐突に出現を始めた人類種の敵性体「怪人」
その怪人に対抗するかのように現れた謎の戦士「ヒーロー」
彼らの戦いは都市伝説や正体不明のテロとして社会の影へと隠蔽されるものの、少しずつその実態が明らかになりつつある。
地球を舞台に、怪人とヒーロー、そして人間の織りなす奇妙な戦いが幕を開ける!
極東アジア日本。世界で唯一怪人もヒーローも出現していないこの国で、最後のヒーローが誕生する。
蝶マスクのみで顔を隠し、銀タイツで身を包む、現代社会に現れたら目立つ事この上ないマッチョマン、マスカレイド。
ヒーロー任命の際、寝ぼけた頭で対応してしまったがためにヒーロー十人分のパワーと日本人離れした姿を手にしてしまった彼の正体は引き籠もりである。
元の容姿とかけ離れているが故に誰にも素性は分からない。
元々引き籠もりだったが故に誰もその活動を不自然に感じない。
何故か備わってしまったヒーロー十人分どころではない戦闘力、怪人すら指先一つで粉々にできる謎の超パワーの前に敵などいない。
特撮ヒーローが直面しそうなあらゆる苦難が、彼にとっては路傍の石ころと化すのだ。
そんな彼を悩ませるのはそれ以外の要素だけである。
・尿意
・大自然
・ヒーローが排斥されないための人類社会での立ち回り
・家族に見せられないほどに変貌した容姿
・何故かシリアスとはほど遠いネーミングの怪人
・怪人を苦しめるための演出
・快適な引き籠もりライフの維持
・ドアの向こうから怒鳴り立てる母ちゃん
シリアスな舞台で戦い続ける他のヒーローと違い、一人ギャグ時空に生きるマスカレイド。
日常から常識が失われ、世界は非常識に彩られていく。
自らの肉体を失い、家族にすら正体を明かせぬまま、引き籠もりライフをエンジョイするため、穴熊英雄は銀タイツのヒーローマスカレイドとして適当に戦い続けるのだ!
著者紹介
2017年3月より、 作者名を(*■∀■*)に偽装して本作の連載を開始。
すでに二ツ樹五輪名義で書籍化実績があるにも関わらず、
「小説書くのは初めてですが、面白い作品にしたいと思っています」
と妄言を言い放ち、まったく隠す気のない欄外コメディを展開した結果、(*´∀`*)とは別のペルソナという扱いになった。
今では二ツ樹五輪と(*´∀`*)と(*■∀■*)は同一存在にして別人格という不思議な設定になっている。
無限回廊十一丁目在住。マイブームは決して使われないであろう設定の追加。
著者曰く「いや、ほんとごめんなさい」
シリーズ名 | 引き籠もりヒーロー |
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発行年月 | 2021年10月 |
本体価格 | ¥1,760 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 498ページ |
内カラーページ数 | 4ページ |
ISBNコード | 9784991227004 |
ジャンル | 文芸・文庫 > ライトノベル |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし (オーディオドラマ・インターネットラジオ) |