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すべては一度きり

浅生 鴨

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あらすじ

これは、妄想? SF? コント? 操作ミスで初日の出が昇らない元旦。雲の先を目指し階段を上がる兄と下りる弟。彼方からやってきた謎の生物と対峙する多次元宇宙……。日常のふとした妄想を広げたような世界にブラックユーモアが添えられた、思わず笑ってしまう作品たちを中心に、社会風刺のきいたシリアスなものや、宇宙や近未来を舞台にしたものなど、バラエティに富んだ50の作品が読者を楽しくも翻弄する。また、同じ名前の別の登場人物が幾度も登場することも本書の特徴で、作品同士がパラレルワールドでつながっているかのようでもあり、著者の頭の中で役者たちがさまざまな役を演じているようでもある(著者の他の短編集にも登場する)。
わたしたちと似ているけれど違う、奇妙な人たちの奇妙な日常に、にやりとしたり、ぎくりとしたり、不思議な読後感をくれるショートストーリーズ。

著者紹介

作家、広告プランナー。1971年神戸市生まれ。ゲーム、レコード、デザイン、広告、演劇、イベント、放送などさまざまな業界・職種を経験。2009年NHKで広報として担当した旧ツイッターの「@NHK_PR」アカウントが話題に。2014年NHKを退社し、現在は執筆活動を中心に、広告やテレビ番組の企画・制作・演出などを手掛けている。代表作に、第35回織田作之助賞候補となり、映像化もされた『伴走者』(講談社)、『猫たちの色メガネ』(KADOKAWA)など。

シリーズ名 浅生鴨短篇小説集
発行年月 2022年5月
本体価格 ¥1,800
サイズ・版型 四六判(127×188)
ページ数 352ページ
内カラーページ数 ---
ISBNコード 9784865280746
ジャンル 文芸・文庫 > 日本文学
映像化・
メディアミックス実績
なし
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