あらすじ

4億年前から地球に暮らすコケは、道ばたのコンクリートの上で、踏みつけられながらもしぶとく、健気に生きる陸上植物。いろいろな場所で生き残ることができるコケのライフサイクル、一年の暮らし、見分け方のほか、テラリウムやストラップの作り方など、コケの魅力的な世界を紹介する児童書です。

著者紹介

鵜沢美穂子(うざわ・みほこ) / ミュージアムパーク茨城県自然博物館副主任学芸員。博物館では、コケの雌雄性や形態の研究を行うとともに、県内のコケの分布調査、コケの魅力を伝える展示製作や教育普及活動を行っている。趣味は読書と、調査や取材を兼ねて全国各地のコケと風景を見ること。
新井文彦 / 6月から10月までの間は、北海道で、毎日森に通って、きのこや粘菌の写真を撮っています。冬の間は、群馬県で、年老いたメスの柴犬のはなさんと暮らしています。たくさんの人に粘菌を好きになってほしいです。『もりのほうせき ねんきん』(ポプラ社)ほか著書多数。