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なみまの わるい食べもの
あらすじ
偏屈食貴族、不惑からの「初体験」の日々。
直木賞の舞台裏、再婚、猫との暮らし……人生の大波小波を、食を通して描く。凛としてお茶目な食エッセイ。鋭い視点と繊細な描写で、世の食いしん坊たちから熱い支持を集める人気Web連載に、描き下ろし2篇を追加して書籍化。北澤平祐氏の挿絵も満載! シリーズ第4弾ながら、この巻から読んでも楽しめます。
「脂身を前に黒ひげ危機一発をする気持ちがよくわかる、とページをめくる手を止める。好きも嫌いも人それぞれだからいい。」松井玲奈さん(作家・俳優)推薦
"「わるい食べもの」の目指すところは、偏見や雑音に負けず、身体に悪いとされるものでも、世の中から悪いと糾弾されても、自分が好きなものを好きに食べる「わるいやつ」でいることだ。だとすると、個人の食の自由が完全に認められる世の中になったら、私の食べ方は「わるい」ものではなくなる。それが「わるい食べもの」が終了、もしくは成仏するときだ。"(本文より)
目次より
- 直木賞選考の日、竹皮で包んだおにぎり…「待ち会、ふたたび」
- 恋人の家族と初対面でするBBQの味…「初体験の夏休み」
- 脂身が苦手で挽肉は鬼門だったが…「肉のお花畑」
- 世界の神秘が膝にある…「愉快などら猫」
- 最愛の姪のため、ディズニーランドの猛勉強…「姫と騎士修行」
- 絢爛豪華なウィーンで魅惑のカイザーシュマーレン、シュトルム、ターフェルシュピッツ…「安息の地」ほか
わるい食べものシリーズ
- わるい食べもの(978-4-8342-5325-2)
- しつこく わるい食べもの(978-4-8342-5343-6)
- こりずに わるい食べもの(978-4-8342-5365-8)
- なみまの わるい食べもの(978-4-8342-5400-6)
著者紹介
1979年北海道生まれ。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。2008年『魚神(いおがみ)』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で09年に泉鏡花文学賞、13年『あとかた』で島清恋愛文学賞、21年『透明な夜の香り』で渡辺淳一文学賞、23年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞。小説に『男ともだち』『グリフィスの傷』『雷と走る』など、エッセイに〈わるい食べもの〉シリーズなどがある。
| シリーズ名 | わるい食べもの |
|---|---|
| 発行年月 | 2025年5月 |
| 本体価格 | ¥1,600 |
| サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
| ページ数 | 160ページ |
| 内カラーページ数 | --- |
| ISBNコード | 9784834254006 |
| ジャンル | 文芸・文庫 > 文芸・文庫全般 |
| 映像化・ メディアミックス実績 |
なし |




