実業之日本社 お気に入り
明日もいっしょに帰りたい
織守 きょうや
あらすじ
「“特別” になりたい。貴女の。」
ベストセラー『記憶屋』『花束は毒』著者が直球で挑む新境地! 百合界隈で話題をさらったアンソロジー『彼女。』『貴女。』収録作2編に書き下ろし新作を加え、待望の書籍化。傑作青春×百合小説集!
カバーイラスト/ふぃふ
ブックデザイン/円と球
やめてよ。恋なんかしないでよ。塩野の気持ちに気づいたときから、私はずっとそう思っていた。言えるわけがないけれど。
誰かのために卵焼きを作りたいなんて、そんなこと考えないでほしい。
料理なんてできなくたっていい。私がなんでも作ってあげるから。
誰かのために可愛くなんて、ならなくていい。塩野はそのままでいい。デートだって私とすればいい。どこにでも行くのに。
置いて行かないで。
(本文より)
著者紹介
1980年ロンドン生まれ。2013年『霊感検定』でデビュー。15年「記憶屋」で第22回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞。同作に始まる〈記憶屋〉シリーズは累計60万部を突破している。2021年『花束は毒』が第5回未来屋小説大賞に選ばれる。他の作品に『黒野葉月は鳥籠で眠らない』『ただし、無音に限り』『響野怪談』『花村遠野の恋と故意』『学園の魔王様と村人Aの事件簿』『彼女はそこにいる』『隣人を疑うなかれ』『キスに煙』『まぼろしの女 蛇目の佐吉捕り物帖』『戦国転生同窓会』など多数。
シリーズ名 | --- |
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発行年月 | 2025年5月 |
本体価格 | ¥1,800 |
サイズ・版型 | 四六判(127×188) |
ページ数 | 280ページ |
内カラーページ数 | --- |
ISBNコード | 9784408538808 |
ジャンル | 文芸・文庫 > ライトノベル |
映像化・ メディアミックス実績 |
なし |