あらすじ

子どもの心を育むと言っても具体的にどうすればいいかわからない、
という親の不安があるでしょう。
その中で最近よく目にするのが「非認知能力」というキーワードです。
「非認知能力を育てれば子どもが将来成功する・年収が上がる」
といった主張をよく見かけます。
ところが、「非認知能力」が実際にどういうものなのか、
発信する側も十分理解していないことが多く、
便利な言葉として使われているだけ、という現状があるのです。

著者紹介

発達心理学者。京都大学大学院文学研究科准教授。福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科修了。博士(文学)。専門は発達心理学・発達認知神経科学。子どもを対象に、認知、社会性、脳の発達を研究する傍ら、大阪府の家庭支援事業にも携わる。子どもに関わる仕事をしている人への講演等を通じて、子どもの発達に関する知見を広く発信している。